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2024.09.01
お知らせ

一般社団法人 日本風前景観保全協会 島ヶ峰サポーター

弊社は、一般社団法人 日本風前景観保全協会「島ヶ峰の原風景を守る会」の活動を島ヶ峰サポーターとして支援しております。

香川県まんのう町の東南部、徳島県との県境である讃岐山脈北陵に位置する標高900mの島ヶ峰地区。この高低差100mほどの傾斜地に段畑が並び、同町の新たな特産品“島ヶ峰そば”が栽培されています。

同地区は、1960年代に畜産振興を図る目的で造成事業が実施され、牛の放牧地として開墾、

しかしその後、牛価の下落で放牧が行き詰まったことから、高冷地の利点を活かして夏キャベツの生産団地として再開発されました。

高い収益を生み出すことから盛んに栽培された夏キャベツでしたが、1988年に瀬戸大橋が全線完成し、四国と本州が陸路で結ばれたことで本州から野菜が流入し、地元産地としての有利性は薄れてしまいました。さらに病害の発生や生産者の高齢化もあり、結果として夏キャベツの生産は廃れていきました。

その後農地は荒廃しましたが、地元ボランティアの方々の尽力で島ヶ峰地区の荒廃農地を再生し、新たな特産品としてそばを栽培、現在ではそば打ち体験や地元イベントでそばの振る舞いなども行うまでになりました。

開墾された段畑一面に咲くそばの花はとても美しく、人々を魅了する景観であるため、

2017年からは「そばの花見会」が実施されています。花見会には他地域からも多数の来場者があり地域活性化の一翼を担っています。

弊社では、全国各地の地方活性化への取り組みの支援を引き続き進めてまいります。